▼日焼けのメカニズムを学ぶ!

日焼けのメカニズムをご存知ですか?

簡単にいうと・・・

皮膚の中にある「色素細胞」が、
太陽の紫外線によって「メラニン色素」を作り、日焼けで肌が黒くなります。

と、言うことになりますが、もう少し、具体的に考えてみましょう。

■皮膚とは・・・

皮膚は表面から深部に向かって「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層からなります。

そのなかで、紫外線などの有害な刺激から体を保護しているのが「表皮」です。

「表皮」は、「角質層」「淡明層」「顆粒層」「有蕀層」「基底層」の5層からなります。

表皮細胞は「基底層」で生まれ、「有蕀層」、「顆粒層」、「淡明層」、「角質層」へと押し上げられていき、やがて「角質層」からアカとなって剥がれ落ちます。

この新陳代謝サイクルを「ターンオーバー」といい、28日周期で新しい皮膚が誕生します。


正常な「表皮」では、細胞の増殖は「基底層」でのみ起こっていて、基底細胞とともに「基底層」に存在する「メラノサイト」(メラニンを産出する細胞)が日焼けに関係する「メラニン色素」を産生します。そして、基底細胞にあるメラニン顆粒が「表皮」の色素を構成します。


【皮膚のポイント】

日焼けのメカニズムは、「基底層」にある基底細胞の間には点々と存在する「メラノサイト」がつくる「メラニン色素」が深く関係している!!

■紫外線とは・・・

太陽光は波長の長さから、「紫外線」(ultraviolet rays)、「可視光線」(visible rays)、「赤外線」(infrared rays)にわけることができます。

肌に働きかけるのは、「赤外線」と「紫外線」で、「赤外線」は熱作用で体を温め、毛細血管を広げて新陳代謝を盛んにする働きがあります。

「紫外線」は波長の短い光で、さらに「短波長紫外線【UVC】(200〜280nm)」 、「中波長紫外線【UVB】(280〜320nm)」、「長波長紫外線【UVA】(320〜400nm)」に分けることができます。日常浴びている紫外線は【UVA】と【UVB】で、【UVC】はオゾン層に阻まれ地上に届くことはありません。

しかしここ数年、フロンガスの増加によってオゾン層が破壊されて【UVC】が地上へ達して、人体に悪影響を及ぼすことが問題になっています。

(【UVB】はガラスで遮られるが、【UVA】のほうは通り抜けるため、窓ガラス越しの日光浴でも、シミなどが濃くなることがあります。)

■日焼けで肌が黒くなる仕組み

まず、皮膚が紫外線を浴びると、「角質層」が紫外線を反射して、体内に入り込む量を少なくします。

「角質層」をくぐり抜けてきた紫外線は、さらに皮膚の内部に入ってきます。

しかし、紫外線に対して「メラノサイト」「メラニン色素」をつくり出して紫外線を吸収し、「真皮」への侵入を防御します。

このように、直射日光を浴びた皮膚の内部では、「メラノサイト」が活動し、「メラニン色素」を増産します。

そして、皮膚の中に「メラニン色素」が沈着して肌の色が次第に濃くなるのです。これが、「日焼け」です。

しかしながら、嫌われものの「メラニン色素」は、紫外線から皮膚細胞が破壊されることを防ぐというとても大切な役割を果たしているのです!!


逆に、紫外線を浴びなくなると「メラノサイト」は「メラニン色素」をつくるのやめ、皮膚のターンオーバ(新陳代謝)により、メラニンは自然と表皮へ押し出され、角質となって肌から剥がれ落ちていきます。

■日焼けの種類

夏、海辺などで肌を黒く焼く作用を「サンタン」といいます。【UVA】が表皮中の「メラノサイト」に働きかけた結果起こります。
一方、真っ赤になって水ぶくれを起こす作用は「サンバーン」といい、【UVB】のしわざです。

「サンバーン」には、【遅延的黒化】と【即時的黒化】と2つに分けられます。

【遅延的黒化】

「サンバーン」によって赤くなった肌は次の日をピークにだんだんひいていく。しかし、3、4日たつと肌が茶褐色に変わる。これを【遅延的黒化】と呼びます。【遅延的黒化】は、肌の色はだんだん濃くなっていくが、6〜7日目にピークに達し、やがてだらだらと色あせていきます。

【即時的黒化】

皮膚の中で新しい「メラニン色素」がつくられるのではなく、既に形成されていた「メラニン色素」をさらに濃くする作用のことでする。浴びる光線の量が少なければ、数分程度で色あせます。

では、どのように日焼け対策をすればいいの・・・?


■「紫外線」のもたらす影響について・・・

【UVA】

・波長が長いため、肌の奥の方までとどき、コラーゲンを破壊し、シワ、タルミを作ってしまいます。この影響を「光老化」といいます。
・メラニン色素により皮膚を黒くする。その結果、シミ・ソバカスを悪化させてします。
窓ガラスを透過するので、室内にいても浴びてしまう。曇りの日でも量は変わりません

【UVB】

・ビタミンDの生成を促す。カリウムやカルシウムの増加を促進する。
遺伝子を損傷させたり、炎症、皮膚がん、白内障の原因となります。
・窓ガラスでほとんど吸収されるので、室内には入ってきません。曇りの日は、量が3分の1になります。
・皮膚の表面までとどくので、赤くなってはれたり、「メラノサイト」を刺激して「メラニン色素」を作らせます。

【UVC】

いまのところ、オゾン層で吸収されるため、地上には届いていない。皮膚がんの原因となる。

■紫外線量について

一年のうちでは、春先の3月にぐっと増えて6月にピークを迎えて8月までは多く、9月以降、ようやく減少し始めます。
一日のうちでは、日差しの強い午前9時〜午後3時が多い時間帯といえます。

最も紫外線が強いのは、夏ですが、ほかの季節でも以外と紫外線が強く、夏だけの紫外線対策では不十分です。

といのも、紫外線量の多い場所というのがあるのです。要は、紫外線の反射率によって、紫外線量が倍増します!!

・スキー、スノーボード場では、雪。 90〜100 %
・夏場の海水浴での海面。  30〜 40 %
・学校のグランド。乾いた砂 25〜 35 %
・日常生活では、道路、コンクリート。 15〜 25 %
・日常生活では、道路、アスファルト。 10〜 20 %
・お父さんのゴルフ。芝生。 1〜 5 %

 そして、山などに行くとき、高度が1000m増えると、紫外線量は10%upします。

■ということで、日焼け対策、防止策!

日焼け予防には、衣類、日傘などの使用と、UVカット商品の利用の2通りです。

このように、外出時のこまかい気配りとスキンケアしかないのです。(*_*;


【ものによる日焼け対策】

つばのある帽子や日傘を利用、長袖の衣類を着用する。その際、UVを通しにくい濃い色の生地、目の詰まった綿の生地を選ぶと、より効果的。

【UVカット商品での日焼け対策】

代表的なものにUVカットガラス、日焼け止めクリームがあります。

通常のガラスでも、波長が320nm以下の【UVB】は、ほとんど透過しません。しかし、UVカットガラスだからといって、紫外線を完全にカットしているわけではありません。

日焼け止めクリームやファンデーションをつけて紫外線が素肌にさらされないようにします。
パウダーをはたいておくだけでも、紫外線を乱反射させる効果があります。

このように、日焼け止めクリームやUVカットガラスには、二酸化チタンや酸化亜鉛など、セラミックスの微粒子が配合されており、紫外線を散乱させることによって紫外線を防いでいます。


そして、ついうっかり、日焼けしてしまったときは、肌にたっぷり水分補給と保湿をおこない、乾燥を防ぐようにしてください。


また、日焼け止めクリームには、「SPF」「PA」という表示がありますが、

「SPF」とは、【Sun Protection Factor】の略で、【UVB】の防止効果のレベルを数値で示しています。その数値は、1から100を超えるものまであります。「SPF」は紫外線のなかでも、肌を赤くする【UVB】の防止効果だけの表示です。

例えば、「SPF10」というものは、10分で日焼けが始まる人が、それを使うことで、その10倍の100分まで日焼けの始まる時間が延ばせることを意味しています。

また、「SPF」の数値が高いからといって、長時間もつわけではありません。といのは、時間の経過とともに汗や皮脂で流れたり、顔をこすって落ちますので、やはり2時間を限度にこまめにつけ替えるとよいでしょう。


「PA」とは、【Protection grade of UVA】の略で、【UVA】の防止効果のレベルを+の数で表したものです。

例えば、「PA」は3段階に分かれていて、

・PA+ ・・・ 効果がある
・PA++ ・・・ かなり効果がある
・PA+++ ・・・ 非常に効果がある

という意味を持っています。


また、日焼けをする際に使うサンオイルには、日焼け止め効果が兼ね備えてある。表示をよく見ると、「SPF」値が表記してあるものが多いと思います。つまり、サンオイルとは【UVB】による「サンバーン」を防ぎ、肌にやさしく日焼けするためのものなのです!!

▼紫外線は目にも悪影響!

■紫外線は目にも影響を及ぼします!

WHO(世界保健期間)も警告!!紫外線による目への健康障害

2002年7月、WHOの世界紫外線調査チーム「インターサン」(intersun)は、紫外線の浴びすぎが免疫機能の低下につながったり、皮膚がんや白内障の原因になるとした報告書を発表。その中では紫外線が目に与える影響についても警告しています。

【自然の防御反応には限界】

目は体の中で可視光線を吸収する唯一の組織であり、常に太陽光線にさらされています。眉毛やまつげなどは、直接日光からの紫外線はある程度防ぎますが、雪面などからの反射への対応は十分とはいえません。また、強い可視光線に対しては、目をつぶる、目を細めるなどの反射的な防御反応をとることができますが、紫外線レベルが高いにもかかわらず、まぶしさを感じない曇りの日などには、こうした防御反応にはあまり期待できません。人体に備わった肥前の防御反応には限界があるのです。

【年間を通じて目に紫外線対策を】

現在、全世界で年間約1600万人が白内障により失明していると報告されていますが、そのうち紫外線が原因となった白内障の割合は20%を越えるといわれています。また、目のがんで最も発生率の高い黒色癌腫は、長時間の太陽光線被爆との関連性が証明されており、まぶたの悪性腫瘍についても紫外線の関与が指摘されています。他にも、翼状片や雪目など、紫外線が引き起こす目の疾患はさまざまであり、腫の紫外線対策をしていくことが必要です。



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